徳島空港(松茂町)で海上自衛隊徳島教育航空群(徳教群)の練習機のタイヤが着陸時にパンクし、車輪が滑走路を外れて停止した事故から10日になる。

 徳教群は練習機の訓練を再開。旅客機の運航も支障なく行われているが、事故の原因はいまだ判明していない。

 現時点で、トラブルのあった練習機に問題は見つかっておらず、民間と共用している滑走路にも異常は確認されていないという。

 滑走路に何かしらの原因があったのであれば、旅客機に重大な影響を与えかねないケースである。徳教群はパンクした原因を突き止め、結果を公表する責任がある。

 乗っていた6人の隊員をはじめ人的被害がなかったのは幸いだが、滑走路は2時間半も閉鎖を強いられた。

 閉鎖に伴い、日本航空の東京線上下4便が欠航。全日空の東京線、日航の福岡線は計4便の発着が30分~1時間遅れた。

 影響を受けた利用客は約700人に及ぶ。一練習機のパンクが多大な迷惑と混乱を招いたことを、徳教群は深刻に受け止めるべきだ。

 徳教群の練習機がパンクしたのは、2005年2月に1件発生して以来、14年ぶりという。徳島ではまれな事案だが、軽視してはならない。

 徳島空港で練習機や輸送機がトラブルを起こせば、自衛隊だけの問題にとどまらない。徳教群は事の重大さを改めて認識し、原因の究明と再発防止に努める必要がある。