大塚グループのアース製薬(東京)が発表した2018年12月期連結決算は、純損益が1億4200万円の赤字(前期は22億500万円の黒字)で、05年の上場以来初の赤字に転落した。昨年の猛暑などで屋外レジャー需要が落ち込み、殺虫剤の販売が低迷した。売上高はベトナムの家庭用品会社を傘下に収めたことが寄与し、0・8%増の1811億400万円だった。

 主な事業別に売上高を見ると、「アースジェット」や蚊取り線香など虫ケア用品部門は5・2%減の521億円で、猛暑や豪雨などによる市場低迷の影響を受けた。蚊は気温が35度以上になればほとんど活動しなくなるといわれ、蚊に刺される回数が減ったことも一因とみられる。

 日用品部門は4・0%増の975億円。「バスクリン」などの入浴剤が冬の気温が高めだったこともあり前期を下回ったが、洗口液「モンダミン」などが売り上げを伸ばした。

 川端克宜社長は東京都内で開いた決算記者会見で、「気温が高ければ殺虫剤が売れるのが定説だったが、市場の狂いを読み切れなかった」と話した。

 19年12月期は、売上高が3・0%増の1865億円、純損益は5億円の黒字を見込む。中国やベトナムで製品の拡販を目指す。