徳島市の阿波踊りを今夏から民間委託することにした主催団体「阿波おどり実行委員会」は15日、民間事業者の募集要項と、業務内容を定めた「要求水準書(仕様書)」を公表した。事業者が実行委に毎年支払う「納付金」を最低500万円と定め、期間中の天候などに関係なく支払いを義務付けている。市が所有する演舞場の桟敷については、300万円未満の小規模な修繕は事業者に負担を求め、300万円以上は実行委が支払うとした。

 仕様書では、納付金の最低額500万円は「台風で中止になるなどの影響による収支の状況にかかわらず納付する」と規定。さらに、利益からこの500万円を差し引いた額のうち、最低でも20%を納めるよう求めている。

 実行委は、事業参入の判断材料として、募集要項などと合わせて収支予測を公表した。チケット販売収入を2億1千万円、事業で生じる利益を950万円と見積もり、その約半額に当たる500万円を納付金の最低額とした。実行委は「毎年500万円が納付されれば、桟敷の改修費も賄える」と説明している。

 このほか、期間中、市中心部の小中学校や公園に設ける臨時駐車場について、昨夏は地元住民による運営から実行委の直営に変更したことで支出増を招いたため、「過去の経緯を踏まえ、地元運営に変更することも可能とする」とした。

 25日に徳島市中央公民館で事業者向け説明会を開いた後、26日から3月20日まで応募を市役所で受け付ける。その後、選定委員会での審査を経て、3月末に開かれる実行委で受託事業者を決定する。

 募集要項などは市役所で配布されているほか、市役所のホームページからダウンロードできる。