実戦形式の練習でシュートを決める藤原(手前左)。選手同士の連係も良くなってきた=徳島スポーツビレッジ

 サッカーJ2の2019年シーズンが24日に開幕する。徳島ヴォルティスは連日、実戦形式の練習を繰り返し、選手間の連係は着実に向上。15日の練習ではボールを奪った後に素早い展開を随所に見せるなど、臨戦態勢を整えつつある。

 この日午前の練習はロドリゲス監督が不在で、アベルコーチが指揮を執った。攻めては数的優位をつくる仕掛け、守ってはスペースを消すポジショニングなどを確認。10対10のゲームでは、後方からのロングボールやサイドチェンジ、縦への速いパスなど幅広い攻め方で好機をつくった。

 ゲームで得点を決めた藤原は「互いの特長がよく分かってきたのでキャンプの時よりもいい形が増えている。チームの状態は確実にいい」と手応えを話す。半面、個人としては「調子にムラがある。スタメンをつかむには常に状態を維持できるようにしないと」と課題も口にした。

 リハビリのため宮崎キャンプで別メニューだったシシーニョや石井が戦列に戻り、元気な姿を見せた。一方で佐藤や野村が全体練習に加われていないのは気掛かりだ。

 アベルコーチは現時点の準備状況について「10段階で7辺り」と表現した。キャンプではJ2チームとの練習試合で3戦3勝したが、「(今後さらに)フィジカル、戦術面を積み重ねていかなければ」と指摘する。

 開幕まで残り10日を切った。ここからどれだけ上積みできるかが勝利の鍵になる。