箱眼鏡で海中をのぞき込む漁師=美波町恵比須浜

 早春の訪れを告げる美波町の伝統漁法「イサリ漁」が18日、同町恵比須浜の沖合で始まった。高波などの影響で、今月1日の解禁日より2週間余り遅れての出漁となった。

 日和佐町漁協の組合員が、舟から箱眼鏡で海中をのぞき込み、先端にかぎが付いた竹ざおで岩場のアワビやウニなどを狙った。初日はアワビ23キロが水揚げされ、例年並みの1キロ5千~7千円で取引された。京阪神などに出荷される。

 漁は5月10日まで続く。かつては海部郡内の各地で行われていたイサリ漁も、海女漁が主流になったことから美波町以外ではほとんど見られなくなっている。