ランチュウ用高級飼料「艶藤」と開発者の藤本さん=徳島市内の自宅

 徳島市名東町2の藤本憲市さん(65)が、高級金魚・ランチュウ用の飼料「艶藤」を開発した。消化効率が良く、ランチュウを健康に美しく飼育できるのが特長という。藤本さんは「色鮮やかなランチュウが育ち、同好の仲間も増えたらうれしい」と話している。

 艶藤は長さ1・2ミリの円柱形をした沈下性の固形飼料。水中で0・3~0・5ミリの粒子状に崩れるほどやわらかいため、稚魚から成魚までどんなサイズのランチュウにも与えられる。

 金魚の体色を鮮やかにする「色揚げ」の成分として、カニやエビなどに含まれる天然色素アスタキサンチンを配合。色揚げ成分は必要以上に摂取すると消化不良を招くため、稚魚期から少量ずつ与えることで負担なく発色できるという。

 藤本さんは幼い頃から金魚に親しみ、ランチュウ飼育歴は数十年になる。繊細で体調管理が難しいランチュウを健康に育てるにはエサの改良が必要だと気付き、養殖魚用飼料製造のバイオ科学(阿南市)と協力して5年がかりで開発した。

 昨年7月にバイオ科学がホームページで売り出したところ、用意した100キロが2日で完売。増産が追いつかず、最長1カ月待ちの客もいたという。

 無償で開発に取り組んだ藤本さんは「品質を安定させるのに苦労した。利用者から『金魚がお腹を壊さなくなった』とおおむね好評だ。一度試してほしい」と話している。

 艶藤は1袋(10キロ)8千円(税抜き)。問い合わせはバイオ科学<電0884(42)3090>。