大杉さんの一周忌追悼展で資料を眺める来場者=徳島市立木工会館

 昨年2月21日に急逝した徳島県小松島市出身の俳優大杉漣さん=享年(66)=の一周忌に合わせ、所属事務所のスタッフが20日、ウェブサイト「大杉漣記念館」を開設した。城北高校を卒業するまでの徳島時代の貴重な写真をはじめ、役者としての足跡を詳しく紹介している。出演作のポスターなどを展示する追悼展も徳島市立木工会館(福島1)で始まり、ファンが在りし日の姿をしのんだ。 

 ウェブサイトは、遺作となった連続ドラマ「バイプレイヤーズ」のせりふに登場する「大杉漣記念館」にちなんだ。「いつでも会いに行ける記念館」をコンセプトに、大杉さんの所属事務所「ザッコ」(東京)のスタッフが制作した。

 小松島で過ごした幼少期や城北高サッカー部時代の写真のほか、ライブ映像やコラム、出演作のデータなどを掲載。先行して公式ツイッターも開設しており、徳島新聞などが報じる大杉さん関連記事の投稿をリツイート(転載)していく。運営担当者は「大杉漣を通じて、人と人とをつなげるサイトにしたい」と話す。

 木工会館の追悼展には大勢のファンが詰め掛けた。

 昨年末にザッコから鳴門市の映画資料収集家西口泰助さん(75)に寄贈されたポスターやパンフレットなど約150点が並んだ。映画「沈まぬ太陽」の特製ポスターは脇役の大杉さんが中心に写った珍しいバージョン。「あるがままに」の言葉を添えたサインも飾られ、涙ぐみながら眺める来場者もいた。

 城北高の同級生で、徳島でのライブの写真撮影や映像の記録を担当した近藤俊夫さん(67)=徳島市南前川町4=は「いまだに現実味がなく、またひょっこり顔を出す気がします」と見入っていた。3月10日まで。入場無料。