4年連続産卵したとみられるコウノトリのペア。伏せているのが雌=23日午後3時50分ごろ、鳴門市大麻町

 徳島県内の官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は23日、鳴門市大麻町のペアが20日までに産卵し、抱卵に入ったと推定されると発表した。同ペアの産卵は4年連続で、巣は昨年までと同じ電柱の上。順調にいけば、3月末前後にふ化する見込み。

 兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)によると、1日7時間以上観察して、親鳥が10分以上巣を離れず、観察時間の50%以上巣に伏せていたら産卵の可能性が高い。80%を超えると本格的な抱卵に入ったとされる。

 協議会は、巣の近くに設置した観察カメラの映像や現地での調査結果を分析。親鳥が巣に伏せていた割合は、18日が12・8%、19日が12・9%だったのに対し、20日は49・5%、21日は47・4%、22日は72・6%に上った。20~22日は2羽のいずれかが巣に残っていた。

 こうしたデータを基に同公園などと協議。20、21日は伏せている割合が50%を下回ったが、巣に接近した別のコウノトリやカラスに反応して立ち上がったことを踏まえ、20日までに産卵した可能性が高いと判断した。

 巣では23日午後3時半ごろ、雌が伏せ、雄が出入りしていた。立ち上がった雌が巣の奥にくちばしを差し入れたり、体を揺すりながら再び伏せたりする抱卵時の特徴が確認された。

 このペアは昨年は2月6日に産卵したと推定され、5月22、24日に2羽が巣立った。