3月での解散を発表している丸山純奈さんのバンドPOLU。情感豊かな丸山さんのボーカルと重厚なバンドサウンドで、2016年秋の結成以来、音楽特番「ミュージックステーション ウルトラFES」や大型野外フェス「モンスターバッシュ」に出演するなど、全国を舞台に活躍してきた。ボーカルの丸山さんが今春、高校進学を機に上京してプロを目指すほか、メンバーもそれぞれの音楽の道を歩む。丸山さん、バンさん(ギター)、柳本啓太さん(ドラム)に、最後となる3枚目のミニアルバム「NEXT」に込めた思いやラストライブへの意気込みを聞いた。

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POLUの(左から)柳本さん、丸山さん、バンさん=徳島市万代中央ふ頭

 ミニアルバム「NEXT」は、「みんながやりたいことを妥協せず、一音一音魂を込めて作った。今までで一番納得のいくものができた」と3人が口をそろえる。バンドサウンドにこだわった前作「145」とは違い、打ち込み音源や電子音楽なども取り入れた多彩な6曲を収録し、表現方法の広がりなど、メンバーそれぞれの成長が感じられる。

 万代中央ふ頭のイメージソング「ミズイロ」を歌うために結成したPOLU。新アルバムの1曲目「新色」は、「ミズイロ」と同じ高橋久美子さん作詞、カキモトナオさん作曲で、シンセサイザーやキーボードの音を加えた爽やかなサウンドが魅力だ。

 伸びやかに歌う丸山さんは「『ミズイロ』から始まったPOLUの最後にぴったりの曲。自分のこれからの生活への期待や今までの思いをすべて詰め込んでくれた」。柳本さんは「(髙橋さん、カキモトさん)この2人のコンビだからできる曲」、バンさんは「『ミズイロ』を思わせるフレーズが随所にある」と語る。

 「home」は、「3年間一緒に過ごして、すーちゃんの考えていることが手に取るように分かる」と話すバンさんが作詞作曲を担当。「『愛』という言葉がよく分からないから使わない」と話していた丸山さんが、何となく分かるようになったと言ったこと、みんなから元気をもらっているから自分も頑張れるし元気を与えられると話したことなど、何気ない会話から着想を得たエピソードが盛り込まれている。丸山さんは「自分の伝えたいことがこの曲を歌うことで伝えられる」と話し、柳本さんは「POLUを締めくくるにふさわしい曲」と力を込める。

 柳本さんと丸山さんが作曲した2曲も収録。丸山さんはメロディーラインの作曲に初挑戦した。「リラックスして歌うように作ったので、楽しんでできました」

 2016年秋に、「ミズイロ」を披露するために1曲限定のバンドとして結成したPOLUは、メンバーの意向でライブ活動を続けてきた。柳本さんは「『ミュージックステーションウルトラFES』や野外フェス出演など、普段見られない景色をたくさん見られた。出会いがあれば別れもある。これからのPOLUの始まりを感じてもらえるライブにしたい」と意気込む。

 丸山さんは「解散してもPOLUはPOLU。ライブが終わってもPOLUでいていい」、バンさんは「縁が切れるわけではないので、お互いがお互いを刺激できる関係であり続けられたら」と話す。

POLU「NEXT」

 

 ミニアルバムのリリース後の活動は、3月16日の東京でのワンマンライブと24日に徳島市万代中央ふ頭で開く主催イベント「POLUフェス」を残すのみ。POLUフェスでは、ゆかりのバンドも出演するほか、POLUの歩みをたどる展示も予定している。「最後まで全力でやりきって、楽しく終わりたい」「結成したアクア・チッタに恩返しを」と、3人はラストライブの演出や構成、練習に余念がない。

 柳本さんは「最高のドラムを聴かせられるように」、バンさんは「解散も前向きに受け止めてくれているファンの皆さんに応えられるように、楽しいライブだったなと思ってもらえるようにやりきる」と話す。

 丸山さんは「曲ひとつひとつの良さを聴いてほしい。最後のライブを楽しんでもらえるように、POLUをみんなの心に残せるように頑張ります」と力を込めた。