能楽の名門井上家の11代当主で観世流シテ方の井上裕久さん=京都市=らを招いた公演「文化の森 能楽へのご招待―安達原―」が3月16日、徳島市の県文化の森「すだちくん森のシアター」で開かれる。入場無料。

 「安達原」は、鬼女がすむ一軒家に山伏の一行が迷い込む物語。井上さんが里女に化けた鬼女を演じる。舞台の周りに置いたろうそくの明かりを頼りに演じる「ろうそく能」で、幽玄の世界を表現する。

 「安達原」に先立ち謡に合わせて舞う「仕舞」を披露。鳴門の海辺で読経する僧侶の前に平家の亡霊が現れる「通盛」と、猟師が天女と出会う「羽衣 キリ」の2演目を予定している。

 午後6時開演。屋外公演のため、暖かい服装での来場を呼び掛けている。問い合わせは県立21世紀館<電088(668)1111>。