終了間際のゴールでホーム開幕戦を制し、歓喜に沸く徳島ヴォルティスのサポーター=鳴門ポカリスエットスタジアム

 最後の最後にサポーターの願いが天に届いた。3日、鳴門ポカリスエットスタジアムであったサッカーJ2徳島ヴォルティスのホーム開幕戦。0―0で終了かと思われた後半ロスタイム、新加入の清武功暉選手のゴールでFC岐阜を下し、今季初勝利を挙げた。8000人近い観客が訪れたスタンドは沸き返り、6季ぶりのJ1復帰を期待する声が上がった。

 豪快なボレーシュートがネットに突き刺さると、ゴールを待ちわびたサポーターは総立ちに。抱き合ったり、ハイタッチしたりして歓喜に包まれた。

 勝利への執念を感じさせた清武選手のゴールに、小松島小5年の森本和希君(11)は興奮気味。「体勢を崩しても決めるなんて格好いい」と喜んだ。

 選手の約半数が入れ替わった新生ヴォルティスは開始早々から主導権を握った。サポーター歴3年の藍住町住吉、会社員村山愛子さん(36)は「新加入選手の動きも良かった。どんどん活躍し、ゴールを決めてほしい」と声を弾ませた。

 後半、相手に押し込まれた場面では、サポーターが声を張り上げて選手をもり立て、昨年9月以来となる11試合ぶりのリーグ戦勝利を支えた。

 ホーム戦を欠かさず観戦している北島町太郎八須の川村守さん(71)は「劇的な勝利で波に乗れそう。今季もしっかり応援するので、J1昇格に向けて連勝街道を突っ走ってほしい」と期待した。