徳島ヴォルティスは1月11日、板野町の徳島スポーツビレッジで2018年シーズンに向けて始動した。同日、新加入と復帰した新戦力の11選手がクラブハウスで開かれた記者会見で、目標や意気込みを語った。岡田明彦強化部長は各選手獲得の狙いを説明し「野心、向上心があり、競争する覚悟を持った選手が入ってきてくれてうれしい。昨シーズンからの選手と融合して、クラブの価値を上げていけるよう、みなさんとともに戦って目標を達成していきたい」と述べた。

会見後の練習では、厳しい寒さをものともせず、新戦力、既存の選手ともに激しいプレーを見せた。昨季のレギュラーだったFW渡とDF馬渡が移籍。2人のポジションを巡る争いだけでなく、どのポジションでもチーム内競争が激しさを増しそうだ。

2018年シーズンに徳島ヴォルティスに加入した選手たち=板野町の徳島スポーツビレッジ

各選手によるプレーの特徴や意気込みは次の通り

MFシシーニョ(背番号6)

「こんにちは、シシーニョです。ミッドフィルダーです。FC岐阜から来ました。徳島にいるのがすごくうれしいです(ここまでは日本語で)。1つのポジションだけでなく、複数のポジションでプレーできるのが強み。徳島のスタイルにはすぐに対応できるのかなと思っています」

Q.徳島の街やクラブ(ヴォルティス)の印象について

「徳島ヴォルティスは非常にいい環境がそろっていると思います。今はJ2にいますが、その中でも規模の大きなクラブだと認識しています。いい選手もたくさんいるので、しっかり戦っていって来年はJ1でいられるようにしたい」

DF大屋翼(背番号28)

「みなさん、こんにちは。大宮アルディージャから移籍してきました大屋翼です。自分の長所は、良いふうに言えばクレバーな選手ですけど、悪いふうに言えば、器用貧乏なので、しっかり試合に出られるようにしっかり頑張りたいと思います。徳島に移籍を決めた最大の理由は、冨田大介(昨季まで在籍、今季から水戸でプレー)に「徳島を任せたぞ」と言われたこと」

Q.徳島の街やクラブ(ヴォルティス)の印象について

「大宮から来たので、クラブハウスとかは正直見劣るところはあるんですけど、全然サッカーに集中できますし、練習場からの景色もいいので、気分が良く練習できると思います。街の印象は、あまり出ていないんですけども、ご飯はおいしい物、魚やお肉がありますし、なによりスタバの店員さんが優しかったのが印象に残っています」