高橋奈那

 バドミントンの高橋奈那(徳島・城東高3年)が4月に実業団の強豪・日本ユニシスに加入する。全国大会で目立った実績はないが、外国人選手に劣らない体格やフットワークなど将来性を見込まれた。高橋は将来の五輪出場を目指し、新天地で成長を誓う。

 高橋は身長180センチで高い打点から打ち下ろすスマッシュが持ち味。肩周りの動きの速さやフットワークの良さなど大型選手には少ない要素を備える。城東高の小寺由香監督は「自分で考えて練習に取り組み、吸収も早い」と評価する。

 競技を始めたのは小松島市の児安小2年の時。小松島ジュニア、小松島中を経て城東高へ進んだ。高校では2018年3月の全国選抜大会団体戦で16強入りしたものの、個人戦では全国総体も含め、目立った成績を残せなかった。

 それでも全国総体最終日に、高橋のプレーを見てきた日本ユニシスの小宮山元監督から入団を勧められた。日本ユニシスは、リオデジャネイロ五輪女子ダブルスで金メダルに輝いた藍住町出身の松友美佐紀ら世界トップクラスの選手が在籍する。高橋は「まさか自分が」と驚いたという。

 今春の加入選手は高橋のみ。2月から本格的に練習に参加し、リーグ戦にも帯同。打球速度の違いをはじめ、練習の質と量に圧倒される一方、高い打点からのショットに自信を持ったという。

 今は一日でも早く試合に出場するため、下半身強化やラケットの振り方の改善などに励む。ショット以外にラリー力を磨くことも目指す。

 松友は世界を転戦中で一緒に練習する機会は少ないが、阿波弁や徳島の話題について会話を交わしたという。松友の同郷選手として注目されそうだが、高橋は「まずは国内で通用するようになり、将来は五輪に出たい」と話し、24年のパリ五輪を見据える。