大宮戦を前にボール奪取の練習を繰り返す徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは10日午後2時から鳴門ポカリスエットスタジアムで大宮アルディージャと対戦する。前節の岐阜戦で今季初白星を挙げた徳島だが、組み立てのミスからピンチを招くなど課題も出た。決定力の高いFWを並べる大宮が相手だけに、しっかり修正して連勝を狙いたい。

 岐阜戦の前半は徳島がペースを握った。右サイドでフリーの岸本が再三精度の高いクロスを入れて得点機を演出。守っても鈴木徳らが早い段階でボールを奪い、反撃の隙を与えなかった。最終ラインの一角に入った内田航は「自分たちのペースでボールを動かし、シュートまでつなげたことが最大の収穫」と話す。

 一方、後半はパス回しの最中にボールを奪われ、シュートを打たれる場面も見られた。岐阜に限らず高い位置でプレスをかけ、ショートカウンターを狙うチームは他にも多い。ロドリゲス監督は「組み立ての精度をもっと高めていかないといけない」と話す。

 今週は攻撃面の精度向上にも取り組んだ。岐阜戦前半の再三の逸機を踏まえ、特にサイドクロスに合わせる練習を繰り返し、押谷や野村、表原らが正確に枠内へ打ち込んだ。2、3週間後には選手登録が完了予定の新FWウリンボエフも徐々に連係になじんできている。

 ホーム初戦を勝てたことでチームの雰囲気は上々だ。徳島で初スタメンとなった野村は「寒い中、来てもらった大勢のサポーターに勝利を届けられたことが一番。大宮戦も個々が目の前の相手に負けないよう戦い、勝ち点を重ねたい」と意気込みを語った。