三味線の音色をバックに、気鋭の華道家が花を生ける「花鳥風月 ライブはないけ~花と三味線と、浄瑠璃と」が11月11日午後7時から、徳島市の阿波十郎兵衛屋敷で開かれる。伝統文化のコラボレーションを支えるのは、来場者が制作費を出資するクラウドファンディングにヒントを得た新手法。出演者と来場者が協力して公演をつくり上げるスタイルに注目が集まる。

ライブはないけのチラシ画像

「ライブはないけ」は、鎌倉市在住の華道家・萩原亮大(はぎわら・りょうた)さんと、徳島市の新田陛嘉(にった・のりか)さん、徳島市在住で花いけバトル年間王者の藤本浩司さんが即興で花を生ける。鶴澤友輔さんが三味線を演奏し、青年座の人形が舞台を彩る。

公演は、7月に徳島を訪れた萩原さんが阿波十郎兵衛屋敷を気に入り、「何かイベントをしたい」と希望して実現した。

阿波十郎兵衛屋敷の入館料は県の条例で定められており、定期公演以外の特別公演も所定の入館料しか徴収できない。経費の捻出に苦労してきた十郎兵衛屋敷のスタッフが萩原さんと話し合ったところ、「クラウドファンディングという手法がある」と提案された。

クラウドファンディングは、プロジェクトの企画者がインターネットを通じて呼び掛け、賛同した人から資金を募る手法。今回の公演では、来場希望者を制作サポーターとして1口2500円(先着120口)で募る。「ライブはないけ」入場整理券のほか、入館券2枚、ポストカードなどが特典として付く。

阿波十郎兵衛屋敷の佐藤憲治事業課長は「来場者にサポーターとして協力を求めることで、経費を気にせずにより幅広い公演に取り組むことができる。成功させて、今後の特別公演につなげたい」と話している。

花鳥風月 ライブはないけ~花と三味線と、浄瑠璃と

   日時:11月11日午後7時開演(午後6時開場)

   場所:阿波十郎兵衛屋敷(徳島市川内町)

   入場料:2500円

  【氏名・住所・電話番号・メールアドレス】を記入し

十郎兵衛屋敷へ申し込む。

   TEL:088(665)2202

Mail:awajurobeyashiki@mf.pikara.ne.jp