野球独立リーグの四国アイランドリーグplus(IL)の坂口裕昭理事長は11日、松山市のANAクラウンプラザホテルで会見を開き、今季から公式戦の一部で7イニング制を導入すると発表した。
試合時間の短縮や夏場の熱中症予防が目的。7、8月のデーゲームやダブルヘッダー、雨天中止時の代替試合などを対象に年間約20試合で適用し、1試合当たり30分程度の時間短縮が見込まれる。投手の規定投球回数など記録の扱いについては月内に発表する。
3年ぶりとなる北米遠征は、リーグ戦の中断期間である6月上旬から7月上旬の1カ月間を予定。4球団から選抜した代表チームを編成し、北米独立リーグの公式戦に参戦するほか、練習試合や親善試合を行う。選手育成の一環として代表チームに専任監督を置くことも明らかにした。
リーグの経営基盤強化に向けては、外部アドバイザーによる経営戦略室を設け、スポーツ振興ととビジネスの分化に向けた準備を進める。今季はダスキン、伊藤園、丸亀製麺などを運営するトリドールが新たなスポンサーとなった。