署員(右端)に教わりながらマスクを作る外国人=1月20日、阿南市の富岡公民館

 改正入管難民法の施行に伴い、阿南市国際交流協会と阿南署は4月から、外国人を対象にした防災、防犯、交通安全などの定期講習を始める。協会が週1回開いている日本語教室に合わせて月1回程度開く。署によると、外国人向けの定期講習は県内で初めて。

 外国人労働者の受け入れ拡大を見据え、署が協会に協力を求めた。火事が起きた際の対応策や事件事故に遭わないための注意点、交通ルール、水難事故から身を守る方法などを教える。

 同市富岡町の富岡公民館で1月、試験的に開いた講習会には、技能実習生と会社員5人が参加した。南海トラフ巨大地震の仕組みや避難方法を学び、キッチンペーパーと輪ゴムで簡易マスクを作った。

 市内の食品加工会社で働くベトナム人実習生チャン・ティ・ヴィさん(22)は「いざという時の心構えを学べて安心した。友人にも教えたい」と話した。

 今後の課題は、外国人の参加率向上だ。2018年6月末時点の市在住外国人331人に対し、協会の日本語教室受講者は1回当たり平均10人にとどまっている。協会の荒谷みどり会長は「外国人を雇用する事業所を巡回するなどして参加を呼び掛けたい」と話している。