不十分な指導などアカデミックハラスメント行為に遭い、博士号を取得できなかったとして、名古屋大大学院医学系研究科(名古屋市昭和区)の院生だった30代の男性が大学と担当の男性准教授に約560万円の賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こしていたことが15日、分かった。14日の第1回口頭弁論で、大学側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、男性は2012年に大学院に入学し、准教授が指導する研究グループに所属。共著者として記載すべきだった論文から名前を削除されたり、再現性のない実験を論文の内容に組み入れるよう指導されたりしたとしている。