ファンランで野口みずきさん(中央)とランニングを楽しむ参加者=徳島市徳島町城内

徳島入りした県外ランナー=徳島駅前

 とくしまマラソン2019(徳島陸協、徳島県、徳島市、徳島新聞社など主催)の号砲を翌日に控えた16日、ランニングイベント「ファンラン」が開かれた徳島市の徳島中央公園には約900人の歓声が響いた。子どももお年寄りも本番さながらの応援や接待に笑顔を浮かべ、ランニングの魅力を味わった。

 参加者はまず、同市の藍場浜公園でゲストランナーの野口みずきさんや金哲彦さんらによるランニング講座を受講。ペース配分や寒暖対策、大会前夜の過ごし方などを教わった。

 続いて近くの徳島中央公園をランニング。ゲストランナーの神野大地さんや野口さんらと一緒に思い思いのペースで走った。同市八万町夷山、医師笠松由華さん(45)はゴール手前で神野さんとハイタッチ。「遠くから姿が見えた途端、元気が沸いてきた。記念撮影にも応じてもらい最高」と息を弾ませた。

 沿道では阿波踊りの有名連・浮助連の約30人が息の合った踊りを見せ、ランナーを盛り上げた。給水所も設けられ、ボランティアらがバナナやパンなどを手渡した。

 「いろんなおもてなしがあって、最後まで気持ち良く走れた。これまで参加したマラソン大会の雰囲気とは全然違う」。4・2キロを完走した南小松島小5年高岡花帆さん(11)と4年亜衣さん(10)の姉妹は笑顔で振り返った。

 県内支援学校などから参加した障害者23人は仲間と励まし合いながら完走し、充実した表情を見せた。

 最終調整を兼ねて参加した人もおり、本番に向けて熱気が高まった。家族4人で1・5キロを走った同市上吉野町3、会社員木内雅浩さん(38)は「気分よくレースに臨める。今年こそは歩かずに完走する」と、レース本番が待ちきれない様子だった。

 とくしまマラソン前日の16日、県外ランナーが次々と徳島入りした。

 徳島駅周辺では、飛行機や高速バスなどで来県したスポーツウエア姿の出場者が慌ただしくホテルのチェックインを済ませたり、街中を散策したり。昼時には徳島ラーメン店に行列ができた。

 とくしまマラソンに初挑戦する片岡志織さん(25)=京都市、公務員=は「徳島に来るのは初めて。観光も楽しみたい」。2回目の田原英司さん(60)=岡山県倉敷市、会社員=は「走りやすいコースなので4時間半を切れるよう頑張る」と話した。

 徳島市の阿波おどり会館を訪れるランナーもおり、植野伸司さん(53)=神奈川県平塚市、会社員=は「女踊りがきれいだった。夏の本番も見てみたい」と笑った。