椿川河口で盛んに行われているシロウオ漁=阿南市椿町

 阿南市椿町の椿川河口でシロウオ漁が最盛期を迎えている。川沿いには鉄パイプと板で組んだ足場が並び、白い大きな網を引き揚げる姿が見られる。4月上旬まで続く。

 産卵のために潮に乗って川を上る群れを「四つ手網」と呼ばれる約2メートル四方の網ですくい上げる漁法で取っている。椿町周辺ではシロウオを「ヒウオ」と呼び、椿川ヒウオ組合に所属する地元住民18軒が漁をしている。

 多い日には約3キロを取ったという武田富明さん(77)=椿町庄田、自動車整備会社経営=は「今年はたくさん取れている。澄まし汁や雑炊にして味わっている」と話した。

 シロウオはハゼ科の魚で体長約5センチ。生きたまま酢じょうゆやポン酢で食べる躍り食いは、春の珍味として知られている。