徳島発のコミックバンド「四星球(スーシンチュウ)」が8日、アルバム発売を記念した対バンツアー「SWEAT 17 BLUES 完成CELEBRATE? TOUR」の初日を、徳島市のクラブ・グラインドハウスで開いた。満員となる約250人が集まって盛り上がった初日の模様をレポートし、終演後の4人のコメントも紹介する。(S)

 

 ゲストバンドの「GーFreak Factory」が圧巻のライブパフォーマンスを披露し、フロアの余韻と熱気がさめやらぬ中、Theピーズの「生きのばし」が響く。会場の期待が高まる中、「お久しぶりです、四星球です」とあいさつする北島康雄さんを先頭に、定番の衣装であるブリーフに法被の姿の4人が登場する。

 

 北島さんらが、グラインドハウスでのライブが約2年ぶりであることや、徳島からツアーが始まることなどを説明した上で、今回のライブツアーの趣旨について「70分あるライブの最後に、誰が1番汗をかいて1番やせたのかを決める。そして、体重の減りが最下位だった人は罰ゲームとして茂木さん(GーFreak Factory)からケツバットをされる」と驚きの演出を空かした。

 
 

 4人はすぐさまライブ前の体重を確認するための計測に移行。北島さんが「ライブでユーチューバーみたいなことをします。四星球始まります!」と高らかに宣言し、「『限りない故郷に愛を』がジーフリークならば、『限りない故郷に笑いを』持ってやってきました」の絶叫とともに、新アルバム収録の「teen」になだれ込んだ。

 
 

 新アルバムのリード曲の「モスキートーンブルース」や、昨年テレビでも披露した思い出の曲「HEY!HEY!HEY!に出たかった」などを熱唱すると、会場は早くもヒートアップ。

 

 ライブ中盤には、体重がどれだけ減ったかを確認するため2度目の測定が行われ、メンバー全員が「もっと汗をかきたい」とサウナスーツを着ることに。体重の減りが少なかったまさやんさんは、さらにダウンを重ね着して臨むことになった。

 
 

 「後半もよろしくお願いします」という北島さんのあいさつに続き、平成を振り返るトークから後半がスタート。グラインドハウスでの思い出を振り返った後に「今日一番歌いたい歌を歌わせてください」と、ラジオを題材にして人生を振り返った歌詞が特徴の「ラジオネームいつかのキミ」を熱唱した。勢いそのままに「クラーク博士と僕」「Mr.Cosmo」と、四星球の代表曲を連続投下。「Mr.Cosmo」の途中でU太さんが「ここに来れば、思い出せるんよ、あのあほみたいにやっとった頃を。ツアー初日に思い出させてくれてありがとう! コミックバンドやから最後は笑って帰ってくださいね! 行こうぜ徳島!」と、ツアータイトルさながらに青臭い青春時代の思い出がほとばしるメッセージを叫ぶと、会場のボルテージは一気に最高潮に達した。

 
 

 挑戦し続けることの大切さを歌った四星球らしいメッセージソング「発明倶楽部」に続き、最後はアルバムのタイトル曲であり、一瞬しかない青春の輝きを歌った「SWEAT 17 BLUES」へ。早口で歌うのが難しいこの曲を、北島さんが最後までかまずに歌いきれるか挑戦することになり、見事3回目で歌いきった。安堵(あんど)の表情を浮かべた北島さんが「ありがとうございました! それでは最終測定に移ります」と宣言すると、最後の体重測定が始まった。

 
 

 この結果、モリスさんが-400グラムで最下位に。茂木さんがモリスさんのお尻目掛けて豪快にバットをフルスイングすると、会場が笑いに包まれながら終演となった。

 

 別れの余韻もつかの間、手拍子が響くフロアに4人が登場し「2曲だけやります!」と宣言してアンコールに突入。1曲目で観客が「みそ」と「しょうゆ」という掛け声を叫び合う「Soup」を歌い終えると、北島さんが「まだ時間に余裕があるので曲を追加していいですか」と問い掛け、急きょ「ギンヤンマ」を披露して会場を沸かせた。

 
 
 

 ここで北島さんが「ツアー初日を徳島でやれてうれしいという気持ちと、グラインドハウスでライブが約2年間できず申し訳なかったという気持ちがあります」と"ホームグラウンド"への特別な思いを吐露し「僕たちのスタート地点はいつもここ。ここでまた会えたら」と再会を約束。未来への希望を歌ったフィナーレを飾るのにふさわしい楽曲「明日までkm」を高らかに歌い上げて幕を閉じた…と思いきや、北島さんが「あとまだ2分あるから」と、本日2回目の「teen」で会場を再び盛り上げ、今度こそ終了した。