シート打撃に登板して最終調整をする富岡西の浮橋=兵庫県西宮市の津門中央公園野球場

 21世紀枠で初出場の富岡西(徳島県)は26日の大会第4日第3試合(午後2時開始予定)で、東邦(愛知)と1回戦を戦う。相手は昨秋の東海大会を制し、選抜史上最多となる5度目の優勝を狙う強豪。富岡西としては右腕エース浮橋が慎重に立ち上がり、強力な中軸の前に走者をためないことが重要だ。チームカラーの「守り勝つ野球」で勝機を見いだしたい。

 浮沈の鍵を握る浮橋は、最速140キロの直球にスライダーやカットボール、緩いカーブを有効に使い、打たせて取る投球が身上。昨秋の公式戦7試合で58回を投げ、防御率は3・57。四国大会では3試合で四死球24を与えたが、冬場に投球フォームを固め、低めへ球が集まるようになった。遊撃手から捕手にコンバートされた粟田のリードもポイントとなる。小中時代にバッテリーを組んだ経験を生かしてテンポ良い投球を引き出せれば、守りや攻撃にもリズムが生まれる。

 対する東邦は、秋の公式戦17試合の打率が3割8分8厘と出場32校中トップ。本塁打も14本を記録している。プロ注目の3番石川は4割7分7厘、7本塁打。4番熊田も4割超えの好打者とあって、富岡西バッテリーとしてはまず立ち上がりに1、2番をしっかり抑え、相手の先制攻撃を防ぐことが大事だ。

 東邦の先発投手は流動的だが、185センチの長身から140キロ台の直球を投げ込む石川が有力。控えは左腕植田、右横手投げの奥田。角度のあるストレートを投げる石川を攻略するためには大振りは禁物。センター方向へのミートを徹底し、走者が出れば持ち前の機動力で揺さぶりをかけるのも有効だ。