神経が弱り、体の筋肉が動かせなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の進行を抑える働きが白血病の治療薬にあることを人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した実験で明らかにした京都大の井上治久教授(神経内科学)らのチームは26日、治験を始めたと明らかにした。

 現場の医師が主体となる医師主導治験として進め、実際に患者に投与して安全性や副作用を確認する。

 ALSは筋肉を動かす神経が徐々に侵されて歩行や呼吸、食事が困難になる。発病のメカニズムの詳細は不明で、根本的な治療法は確立されていない。多くの患者で、人工呼吸器による生命の維持が必要になる。