出国待合室に設けられた土産物店。香港出身のスタッフ(左端)が応対している=松茂町の徳島空港

 徳島阿波おどり空港(松茂町)と香港を結ぶ季節定期便の利用客に買い物を楽しんでもらおうと、空港の国際線出国待合室に、期間限定の土産物店が設けられている。定期便の通年化を見据え、徳島空港ビルが免税店を設けるための実証実験として行っている。

 徳島空港ビルによると、土産物店は出国待合室の一角(約77平方メートル)でアクサス(徳島市)が運営。香港便が運航される水、土曜日の出国1時間半前から営業し、英語が堪能な日本人スタッフや香港出身の女性スタッフが化粧品や県産の酒、果物などを販売している。免税店とは異なり、酒税や消費税の免除はない。

 待合室にもともと店舗はなく、昨年12月に定期便が就航した後、キャセイドラゴン航空(香港)から「利用客が搭乗までの時間を持て余している。買い物をしたい客が多い」と要望があり、出店を模索していたアクサスに打診した。

 イチゴを1箱購入した香港の60代女性は「帰る前にいろいろと見られて楽しい。日本のイチゴは人気なので新鮮で安く買えるのはありがたい」と喜んでいた。

 店舗の運営は季節定期便が終了する3月30日まで。徳島空港ビルは消費動向を分析するなどして、将来の免税店開業に役立てる。