徳島県は26日、吉野川水系の汽水域と松茂町沿岸で採取した天然カキから国の基準を超えるまひ性貝毒が検出されたと発表した。県は鳴門市里浦町から徳島市川内町までの沿岸と吉野川水系の汽水域、紀伊水道で漁をする20漁協に二枚貝の出荷自主規制を指導。潮干狩りシーズンが近づいていることから、県民にも注意を呼び掛けている。

 県は19日に実施した水質検査で貝毒の原因プランクトンの増加を確認。20日にカキを採取したところ、国の出荷自主規制値(1グラム当たり4マウスユニット=MU)に対して、松茂町沿岸のカキからは5・9MU、吉野川水系の汽水域では15MUの貝毒が検出された。

 吉野川水系では昨年初めてシジミから貝毒が検出されており、2年連続での貝毒発生となった。県は徳島市中央卸売市場を通じ、貝毒が検出された吉野川水系などで水揚げされた二枚貝の販売を止めるよう流通業者に要請している。

 貝毒の調査は毎週実施し、3週連続で国の規制値を下回れば出荷自主規制の指導を解除する。