新元号を木彫りと墨書で記すイベントに臨む(左から)兼松さん、阿部さん、伊川さん=徳島市立木工会館

 新元号が公表される4月1日、木彫りと墨書で新元号を記すイベントが徳島市福島1の市立木工会館で開かれる。会館は「歴史的な瞬間を共に祝いませんか」と来場を呼び掛けている。

 木彫りをするのは木工職人の阿部勝さん(74)=石井町高川原=と伊川昌宏さん(57)=徳島市末広3、墨書するのは書道家の兼松好恵さん(56)=同市万代町7。

 新元号が公表されたのを受け、会館1階の常設展示場で作業を始める。阿部さんと伊川さんは神山町産ヒノキ2枚(30センチ四方、厚さ2センチ)に元号を1文字ずつ彫り、黒の水性塗料で仕上げる。兼松さんは同じヒノキ(縦60センチ、横30センチ、厚さ2センチ)にしたためる。1時間ほどで仕上がる予定。

 市地場産業振興協会の上杉和夫理事長が地場産業の振興も願う慶祝イベントができないかと考え、親交のある3人に依頼した。3人は「日本の伝統文化を次世代につなぐ意味でもすごく光栄なこと。災害のない平和な時代になるよう願いを込め、実演に臨みたい」と話している。

 観覧無料。作品は5月末まで会館に展示される。

 四国大生は書道パフォーマンス

4月1日の新元号発表後には四国大文学部書道文化学科の学生2人が、新元号を大筆でダイナミックに描く「書道パフォーマンス」を徳島市通町2の事代主神社で行う。新元号の公表から約1時間後に始め、学生が新しい時代に寄せる慶祝メッセージも合わせて揮毫する。

 観覧無料。作品は神社境内に5日ほど展示する。