東京V戦の前半、GKをかわしシュートを放つ徳島の野村<11>=鳴門ポカリスエットスタジアム

 徳島ヴォルティスは30日午後2時から、鳴門ポカリスエットスタジアムでアルビレックス新潟と対戦する。前節の東京V戦は先制しながら終了間際に追い付かれ、「勝ち点2を失った」(ロドリゲス監督)印象は否めない。4月7日までの8日間に3試合を戦う連戦の初戦でもあり、しっかり勝って上位追撃へ弾みをつけたい。

 開幕から5試合で勝ち点4の徳島。ロドリゲス体制になってからの3年間で最も低調な出足だ。攻撃サッカーを掲げながら、総得点数が6というのも物足りない。

 課題はやはり決定力。徳島の支配率や攻撃回数に比べ、得点機はそれほど多くない。相手にとって怖いエリアまで進入する選手の数も、回数も足りない。

 理由の一つはチームとしての攻めの形がないことだろう。高い支配率のもと、選手の個性とアイデアで臨機応変に攻撃を組み立てているが、その分、基本的な攻撃パターンが不明瞭だ。そのため出場する選手の顔触れや組み合わせによって、プレーの狙いやスピード感が変わってしまう。

 東京V戦はFW岸本が相手DF陣の裏側に抜け出して先制点を決めた。その前の大宮戦ではオフサイドを取られてなかなか決まらなかったが、東京V戦はボールの出し方や受け方を修正し、仕掛け続けたことが実を結んだ。こうした攻めの形を全員が意識を共有して早急に増やしたい。

 守備面では徳島はここまでピンチの数自体は多くないが、要所で守り切れないもろさが目立つ。新潟は個々の能力が高く、局面で仕掛けられることも予想される。GKや最終ラインだけでなく、前線からカバーし合うことが重要になる。攻守とも「チーム一丸」こそが新潟戦のキーワードだ。