さまざまな遊山箱が並ぶ会場=美馬市脇町の吉田家住宅

 徳島の伝統工芸品「遊山箱」の展示会(遊山箱文化保存協会主催)が30日、美馬市脇町のうだつの町並みにある吉田家住宅で始まった。4月7日まで。

 「幻の弁当箱『遊山箱』のいま・むかし」と題し、元上板町歴史民俗資料館長の岩生義男さん(85)=同町神宅=が所有する約100点を、作られた時代ごとに展示している。

 江戸時代のコーナーでは、公家が宴会を楽しむ場面をイメージ。漆塗りの遊山箱の周りに菜の花や桜を添え、春の華やかさを演出している。

 夫婦で訪れた梅村節男さん(69)=徳島市川内町榎瀬、農業=は「どの遊山箱も優雅な雰囲気が漂い、見応えがある」と話した。

   来月1、7日 絵付け体験

 遊山箱の展示会では期間中、さまざまな催しが予定されている。

 4月1、7両日には北島町江尻で遊山箱工房「阿波遊山」を営む住啓子さん(51)を講師に招いた遊山箱の絵付け体験がある。住さんが用意した紙製の3段箱に絵を描いたりシールを貼ったりしてオリジナルの遊山箱を作る。参加費1800円(菓子代込み)で、事前に予約が必要。

 このほか▽絵本「遊山箱もって」の読み聞かせ(3月31日、4月6日)▽和菓子を作って遊山箱で食べよう(3日)―などのイベントがある。問い合わせは美馬観光ビューロー<電0883(53)8599>。