「村ランチ」で提供する献立を試作する村婦人会のメンバー=佐那河内村上の「新家」

 佐那河内村上の地域交流拠点施設「新家」を運営する一般財団法人さなごうちは4月から、地元食材を使った昼食「村ランチ」の販売を試験的に始めている。村婦人会など4グループが日替わりで調理を担当し、平日に1日20食を提供。施設を生かして地産地消を推進する。

 ランチは主菜と副菜2~3品、ご飯、みそ汁付きで500円。村で育てた米や野菜を中心に、調理を担当するグループが持ち寄った野菜なども使う。営業は午前11時半~午後1時で、住民や村内の職場で働く人の利用を見込む。

 新家では昨年4月から週1~2日、地域おこし協力隊員が昼食を販売してきた。ただ、協力隊員が4月から加工品の開発を本格化させるため、活動拠点を別の場所に移すことになった。

 これを受け、さなごうちの上野浩嗣理事長が新家を有効活用しようと、減農薬野菜の生産や産直市の運営に取り組む村婦人会などの4グループに協力を依頼。3月から調理機材の使い方を確認したり献立を試作したりして準備を進めている。

 当面は、さなごうちが調理するメンバーを雇用し、食材費などを負担。事業が軌道に乗れば場所の賃借にとどめ、グループにランチの収益が入るようにする。上野理事長は「村の食をPRするとともに、施設の利活用を促すきっかけにしたい」と話している。