雌の親鳥の足元で顔を出す3羽のひな=4日午前11時15分ごろ、鳴門市大麻町

 3月末に鳴門市大麻町で生まれたコウノトリのひなが、少なくとも3羽いることが分かった。3日に親鳥がひな1羽を巣から落とす「間引き」とみられる行動が目撃されており、ふ化は4羽だった可能性もある。

 4日、電柱の上にある巣でひなが動き回る姿が見られ、午前11時ごろにひな3羽が顔を出した。親鳥が餌を運んでくるたび、3羽は元気よくねだり、親鳥が餌をはき出すと一斉に首を伸ばした。

 観察を続けている同市大麻町桧、パート従業員浅野由美子さん(45)は「ひなの成長を見るのが毎日楽しみ。無事に巣立ってほしい」と話した。

 別の観察者によると3日午前11時半ごろ、雌の親鳥がひな1羽をくわえて巣から落とす様子が見られた。親鳥が、小さかったり弱ったりしたひなを死なせる間引きをしたとみられる。

 県内の官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会が巣の近くに設置している観察カメラはメンテナンス中で、間引きしたかどうか撮影できていない。

 ひなの誕生は3年連続。協議会は3月26日までにふ化したとみている。5月上旬に巣に近づき、個体識別用の足輪をひなに装着する。