江戸時代前期に木版印刷された万葉集。左ページに「令」と「和」の2文字が入っている=徳島市の徳島文理大付属図書館

 新元号「令和」の出典として万葉集が注目されているのを受け、徳島市の徳島文理大付属図書館は4日、所蔵している江戸時代前期に木版印刷された万葉集の展示を始めた。5月末まで。

 図書館によると、巻末の記載から1643(寛永20)年に京都の安田十兵衛という人物が出版した。図書館が入手した時期や経緯は不明。保管している書庫から出し、令和の2文字があるページを広げてガラスケース内で展示している。

 中井淳也事務長は「これほど古く、保存状態も良い万葉集はそうないのではないか」。閲覧した保健福祉学部1年の東城充海さん(18)は「江戸前期の本で読めるとは思わなかった」と驚いていた。

 学生ら大学関係者以外が閲覧する際は、本人確認書類の提出など所定の入館手続きが必要。