懸命に働いてきた女性がある時、ゴツンと頭を打つ。そこには、女性の昇進を阻む目に見えない“ガラスの天井”が…
2008年の米大統領選。本命のヒラリー・クリントン氏が民主党の大統領候補指名レースで敗れた理由が、ガラスの天井だったかどうかは分からない。彼女に勝ったオバマ氏も、人種偏見という厚い壁に挑んだのだから。ハンディの大きさを比べても仕方があるまい
「普通の米国人には擁護者が必要だ。私はその擁護者になりたい」。そう、ヒラリー氏が大統領選への再出馬を表明したと聞いて、7年前、デンバーで見た民主党大会を思い出した
オバマ氏に敗れたクリントン氏の演説は力強かった。「私はオバマ氏の誇り高き支持者だ」と党の結束を訴えると、「ヒラリー」と書いたプレートが波のように揺れ、「ウイ・ラブ・ユー」という声援が飛んだ。どこにガラスの天井があるのだろうかと思うほどの熱気の中
黒人大統領に続いて、初の女性大統領は誕生するだろうか。「バリッ」というガラスを突き破る音とともに、米国が新たなフロンティアを開拓するかどうか、今から楽しみである
米大統領選では少しの失言やミスが命取りになる。民主党指名レース、それに勝てば大統領選と、メール問題も含めて彼女の行動が厳しくチェックされる。性別に関係なく。
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