川で遊ぶ山村留学生の早坂さん(右)と瀬尾さん=那賀町木頭北川

 那賀町の町立小中一貫校・木頭学園(木頭和無田)に8日、山村で生活しながら学校へ通う山村留学生2人が入った。2016年度末に休校した北川小学校(木頭北川)が15年度までの25年間受け入れてきた山村留学を、17年春開園の同園が引き継ぐことになって初めての留学生となる。受け入れ期間は7月中旬までの1学期間。

 留学に来たのは、ニュージーランドの小学6年早坂萌生さん(11)と、兵庫県明石市の5年瀬尾紬さん(10)。2人は住民票を残したまま転校できる「区域外就学」を利用し、山村留学センター結遊館(木頭北川)で寝泊まりしながら学園に通う。留学期間が終われば元の学校に戻る。

 ニュージーランドで生まれ育った早坂さんは日本の学校で文化を学びたいと考えていたところ、同学園を見つけた。実際に訪れて「空気がきれいで景色がいい」と決めた。瀬尾さんは田舎暮らしがしたいと選んだ。「川で遊ぶのが楽しみ」と話す。

 2人はセンターで料理や洗濯をできるだけ自分でこなし、児童ら地域住民と交流する。センターを運営する玄番穂歌さん(25)は「地域のつながりを知って、生活の知恵を学んでほしい」と話す。

 木頭地区での山村留学は1991年度に始まり、25年間で関東や関西などから計53人が1~3年間留学した。北川小の休校後、北川小PTAのOBらが再開を目指して活動し、木頭学園に引き継がれた。