写真を拡大 係留されたザトウクジラの死骸=美波町恵比須浜

 牟岐町沖で体長約8メートルのザトウクジラの死骸が見つかり、航行の妨げになるとして徳島海上保安部美波分室が回収した。死骸は腐敗が進み、発生したガスで破裂する恐れもあるため、県などが早期に処分を検討する。

 分室によると、6日午後に地元の漁師から「牟岐漁港から約5キロの海上に死んだクジラが浮いている」と通報があった。巡視船で死骸をえい航し、約8時間後に美波町恵比須浜の岸壁に係留。岸壁を管理する県が8日、係留場所の回りにバリケードを設置した。

 県立博物館によると、ザトウクジラは夏は千島列島や米アラスカ周辺で過ごし、冬は沖縄や小笠原諸島周辺などに移動して繁殖する。2015年に牟岐町沖、10年に海陽町沖で目撃されている。