どんな言葉が、ぴたっとくるだろう。さもしいか、いじましいか、あるいは浅ましいか。そこまで書けばあまりにいやらしいか。いずれにしても、恥ずかしい行為に違いない。昨年来、各地で明らかになっている地方議会の政務活動費をめぐる不正である

 「号泣会見」をきっかけに開かれた、悪質な使われ方を競うコンクール(全国市民オンブズマン連絡会議主催)で、徳島県議会が栄えある初代「最優秀」に輝いた。県民としても…

 喜べるはずはなかろう。何かしら問題があってコンクールの”出場権”を得た8県議会と2政令市議会の中でも「たちの悪さ」が際立っていたという。領収書の改ざんや架空請求、揚げ句に県議2人の辞職とくれば、思い出しても腹立たしいというほかはない

 言われるまでもなく、県議会も襟を正すようだ。政務活動費に関して、金額は現行の月20万円とし、原則四半期ごとの精算払い、領収書をホームページで公開することなどを定めた改正骨子案を決定した。9月定例会に改正条例案を提出する

 人口減少対策、地域活性化策と山積する難題を前に、「カネ」でつまずいている時間はない。全国の最先頭を走る条例にしなければ

 ぜひ見せてほしいのは、文字通りの「最優秀」議会、県民が信頼するに足りる、危機の時代にふさわしい県議会の姿である。