阿波市

柿原放課後

児童クラブ

ただいま!おかえり!から始まる放課後の充実した時間

学校と家庭の間で子どもたちを見守る場所

午後3時。
「ただいま!」「ただいまー」「ただいまっ♪」
隣接する柿原小学校の終業チャイムが鳴ってしばらくすると、ランドセルと水筒を抱えた小学生が元気よく「ただいま」のあいさつと共に入ってきます。
指導員の先生たちに迎えられ、まず児童たちが向かうのは黒板に貼られた名札です。帰宅時間が明記された表に名札を貼った後は、普段着や体操服に着替えて宿題、読書、自由遊びというスケジュールに沿って、保護者が迎えにくるまでの時間を過ごします。
野球の練習やそろばん教室に通う子もいますが、それ以外は集団で行動するのが決まりです。
この日は午後3時頃になると35人の児童が集合。教室のあちこちでにぎやかな会話や笑い声が聞こえてきました。指導員に学校であった出来事を熱心に話す女子、野球のユニホームに着替えて元気にはしゃぐ男子など、どの子もリラックスして楽しそうです。

学校と家庭との連携をはかりながら

「現在、低学年を主体に40人が登録しています。
学年が違うと学校では顔を合わさないことも多いのですが、クラブに来るとみんな仲良しですね。私たち指導員は子どもたちに安全で安心な放課後を提供するのはもちろんですが、あいさつや掃除など、基本的な生活習慣が自然に身につくような指導を心がけています」と指導員の藤本朱美さん。
「おかえり」「ただいま」という当たり前のあいさつから児童同士、児童と指導員、児童と保護者のコミュニケーションが始まるといいます。
また、帰りが遅い児童がいれば教室に行って声をかけたり、担任教員と面談するなど、小学校との連携をはかると共に、迎えに来た保護者とも必ず指導員が言葉を交わし、小学校・放課後児童クラブ・家庭を通して、日々の子どもたちの心身の変化に気を配っています。

親子でも一緒に楽しめる場所に


ほかにも当クラブが積極的に取り組んでいるのが親子参加型の活動です。土曜日などを利用して、夏祭り、ハロウィン、クリスマスなどの季節行事を行ったり、ヒップホップ教室やキャラ弁教室など、外部の先生を招いて親子で参加できるイベントを企画したりしています。
「毎日、忙しいお父さんやお母さんと、休日は家族で過ごすことも大切ですが、イベントに親子で参加して子どもの成長を確認したり、保護者同士の交流の場としても活用してくれたらと思います」と指導員の板東和江さん。
放課後の過ごし方は子どもたちの成長に大きな影響を与えます。
柿原放課後児童クラブは、学校と家庭をつなぐ場として、子どもたちが安全に過ごせるよう見守りながら、基本的生活習慣の指導をはじめ、子どもたちが心豊かに育つように今後も取り組んでいきます。

平成26年度 はぐくみ徳島基金事業

はぐくみ徳島の理念に賛同いただいた企業や団体の協力により「はぐくみ基金」の名称の元、地域で活躍する子育て支援団体などに対して、3つの活動支援を行っています。
1.未就学児までの子ども達を中心に、読み聞かせ活動をつづけている団体への、希望する絵本の寄贈。
2.出張子育てセミナーの開催。
3.出張子育てキッチン(出張親子料理教室)

平成26年度 はぐくみ基金事業協力企業・団体

株式会社阿波銀行
株式会社昌栄(イルローザ)
株式会社ソニック
株式会社徳島銀行
一般社団法人徳島経済同友会
徳島県書店事業協同組合
西精工株式会社
日亜化学工業株式会社
日本ハムファクトリー株式会社徳島工場
株式会社ハレルヤ(スイーツキッチン)
株式会社ホンダカーズ徳島
平成26年度 はぐくみ基金事業協力企業・団体   (法人格を除いた50順音順で掲載)

●お問い合わせ
はぐくみ徳島実行委員会事務局
(徳島新聞社地域振興部「はぐくみ基金」)
TEL:088(655)7331
(平日9:30~17:30)
はぐくみ徳島アドレス http://www.ogyatto.com/
主催/
はぐくみ徳島実行委員会、徳島新聞社
協賛/
株式会社阿波銀行、大王製紙株式会社

はぐくみ徳島紙面シリーズ
企画制作◎徳島新聞社営業局