祭りが開かれる小松島ステーションパークたぬき広場=小松島市小松島町

小松島市中田町の金長大明神(通称・金長神社)の存廃問題が影響し、今春の開催が懸念されていたイベント「金長まつり」が、名称と場所を変えて5月12日に開かれる。運営組織の小松島商工会議所などが、半世紀以上前から続く伝統の祭りを中止できないと判断した。メインのみこし巡行に加え、新たにダンス大会も開き、一層の盛り上げを図る。

祭りの名称を「小松島金長狸まつり」に変更し、小松島ステーションパークたぬき広場(小松島町)で開く。午前9時から午後3時ごろまでで、恒例行事の児童写生大会や、地元の小学生によるみこし巡行、稚児行列は継続する。

 たぬき広場のステージを活用し、子どもダンスグループの踊りやヒーローショー、地元の連による阿波踊りも楽しんでもらう。正午からぜんざいが振る舞われ、午後2時50分から餅投げがある。

 金長まつりは、神社が完成した翌年の1957年から毎年催されてきた。昨年までイベントを開いていた神社周辺では、市の再整備事業に伴いテニスコートなどの撤去工事が行われているため、移転することにした。

 商工会議所の武中勢一専務理事は「長年受け継がれてきた祭りをやめるわけにはいかない。形を変えて、さらに盛り上げていきたい」と話している。

 金長神社の存廃を巡っては、市民から存続を求める声も上がっている。