スポーツの国際大会で、女子日本代表が対照的な展開である。サッカーのなでしこジャパンが予想外の苦戦で、リオデジャネイロ五輪出場が絶望的となった。一方、卓球の世界選手権団体戦では、銀メダル以上が確定した

 なでしこは最終予選リーグ戦3試合を終えて勝ち星がない。1敗1分けで、必勝を期して臨んだ中国戦。パスミスから先制と追加点を許し、一矢報いたものの敗れた。参加6チーム中、世界ランキングでは最上位のなでしこが5位に沈むとは。選手の胸中を思うと心が痛む

 初戦から動きに硬さが見られた。慎重さが消極的なプレーを招いて、不運も重なった。チームは悪い流れに支配されているようだ

 卓球では、前日の予選リーグで敗れたドイツと決勝トーナメントでぶつかったが、生まれ変わったかのように快勝した。これで波に乗り、北朝鮮も倒して決勝進出を果たした。日替わりでヒロインが生まれ、勢いづいている

 よい流れは、精神状態とプレーの相乗効果がつくるのだろう。ほんの小さなミスでも焦りを呼べば、大きな失点につながっていく。試合は流れの奪い合いといってもいい

 なでしこは、このままでは終われまい。卓球女子も1971年以来の優勝に、期待が掛かる。流れをつかむ思い切ったプレーが見たい。ヤマトナデシコの花言葉は「大胆」だ。