子どもが保育園に入れず、国に不満をぶつけたブログに、共感が広がっている。「匿名なので本当かどうか」といった安倍晋三首相の答弁、「誰が書いたんだ」とのやじを受けて、国会前では「私だ」のプラカードを手に抗議活動も

 ブログはつづる。「昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ」。首相が実現を掲げる1億総活躍社会もやり玉に挙げ「私活躍出来ねーじゃねーか」

 認可保育所や認定こども園などへの入所を希望してもかなわない子どもを待機児童と呼ぶ。昨年4月1日時点で、全国374市区町村に2万3167人(徳島県57人)。定員は増えたが、潜在需要は数十万人に上るとみられ、都市部を中心に施設整備や保育士の確保が追いついていない

 最多の世田谷区で待機児童は1182人。子どもの声も「騒音」になる過密な環境でのストレスもあろう。ブログの筆致が殺気立つのは仕方がない現状がある

 とはいえ、やはり気になる。本筋から外れた議論は承知の上。都内の30代女性というブログの筆者も取材に答えている。激しい言葉遣いについて「丁寧だったらここまで広がったかな」

 極端で刺激的な言い回しでないと受け入れられない。そんな風潮の果てがヘイトスピーチなのだろう。こちらも「まじいい加減に」しないと、日本。