徳島県警捜査2課と徳島名西署は13日、詐欺未遂の疑いで、いずれも自称東京都葛飾区、とび職の男(32)を現行犯逮捕した。容疑者は特殊詐欺の受け子役とみられ「詐欺はしていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、10~13日に仲間と共謀し、民事裁判を取り下げるための弁済供託金名目で、徳島市の70代女性から現金300万円をだまし取ろうとしたとしている。

 署によると、女性は10日、「民事訴訟最終通達書」と題した封書を受け取り、記載された連絡先に電話をした。そこで紹介された偽の弁護士に「訴訟を取り下げるには弁護士費用10万円が必要」と説明され、郵便局の現金自動預払機(ATM)で現金10万円を送金した。

 不審に思った女性が11日、署に相談して詐欺が発覚。女性は県警に協力して「だまされたふり作戦」を実行した。和解金300万円の送金を求める偽の弁護士の指示に従い、12日、千葉県習志野市の賃貸アパートに偽の小包を送付。受け取った容疑者を近くで待機していた捜査員が逮捕した。