競輪に競馬、競艇にパチンコと、レジャーには不自由しないのにどうしてか。よりによって違法カジノ店で賭博とは。塀の向こう側のリンゴが一番うまいとはいうが、つまらぬリンゴを食ったものである

リオデジャネイロ五輪を前に、バドミントンの2選手がつまずいた。派手なプレーと言動で人気がある日本のエース、桃田賢斗選手は香川県出身の21歳。メダルの有力候補だった

「僕が勝てば世界の人が富岡を知る」。中高と過ごした福島県富岡町は東日本大震災で被災した。原発事故で今も苦しむ第二の故郷の現状を伝えたい。五輪での目標は、メダルだけではなかったはずだ

いくら物言う世の中とはいえ、お金で栄光は買えない。その階段を上り始めたばかりなのに。賭博で失うのはお金ばかりではない。それに気づかないとは、桃田選手のお父さんも語る通り「考えが甘過ぎる」

NTT東日本によると、同社所属の複数の選手も違法店に出入りしていた。指定暴力団住吉会系の組幹部が絡んだ店というから始末が悪い。前回五輪代表の田児賢一選手と、きょうの会見でどう釈明するつもりか

大相撲にプロ野球、バドミントンとスポーツ界は不祥事続き。つまらぬリンゴは、よほどうまいらしい。びくついているアスリートがまだいるのではないか。どうにも懸念が打ち消せない。