徳島など瀬戸内海沿岸7県を拠点に活動するアイドルグループ・STU48が歌やダンスを披露するための専用劇場を備えた船「STU48号」が16日、就役した。2017年のグループ結成から2年を経て、待望のホームグラウンドを手にしたメンバーは、就役式や初公演でさらなる飛躍を誓った。今後、7県に順次寄港する。

 午後2時から広島市の広島国際フェリーポートで就役式があり、湯﨑英彦広島県知事らが出席。STU48号が入港する際には、徳島出身の三島遥香さんと谷口茉妃菜さんを含むメンバー27人が、甲板から手やSTU48の旗を振って集まった関係者に喜びを表した。

 式典では、メンバーを代表してキャプテン岡田奈々さんが「結成から2年余り、念願の船上劇場が完成して本当の意味でスタートラインに立てた。瀬戸内の皆さんが誇りに思え、日本中の皆さん、世界中の皆さんに愛されるグループになりたい」と抱負を述べた。

 5時からは早速、公演「GO!GO! little SEABIRDS!!」の初日が行われた。メンバー16人が、STU48やAKB48の楽曲に加え、「島唄」「め組のひと」といった海や夏をイメージさせる楽曲を時にしっとりと歌い上げ、時に激しいダンスを交えて披露し、約300人の観客から盛んな声援が送られた。

 STU48号は、カーフェリーとして使われていた船を改装したもので、全長77・8メートル、全幅12・5メートル、約850トン。当初は17年の就航を予定していたが、船の選定などに時間がかかって延期されていた。徳島では小松島市の徳島小松島港新港北岸壁に寄港する予定だが、具体的な日程は決まっていない。