とくしまイクメン大賞発表!
とくしまイクメン大賞
徳島県では、男性の育児参加への抵抗をなくし、男性が当たり前に育児に参加する社会づくりを促進するため「とくしまイクメンプロジェクト」を展開しています。その一環として、男性の育児参加のエピソードやイクメン川柳などを募集し「おぎゃっと21」のステージで5月3日にイクメン大賞の表彰式を行いました。今回はイクメン大賞の受賞者とイクメン川柳の入賞作品をご紹介します。
とくしまイクメン大賞
吉岡庄司さん
理解し、感謝することで子育てにゆとりが生まれます。
実家が営んでいる薬局兼自宅で二世帯同居している吉岡さん。奥さんは自宅で子育てをしながら義母の手伝いを、ご主人は管理薬剤師として近くにある調剤薬局に勤務しています。長女が2歳の時に純矢くんが誕生。奥様が広島に里帰り出産した時は、1週間ずっといっしょに菜摘ちゃんと過ごしました。「聞き分けがよくて全然手がかかりませんでした。弟が出来てますます娘との絆が深まったような気がしました」。
その後、2人の子育てに追われていた香菜さんは、ある日、ご主人に「日曜日の午前中だけ自分の時間が欲しいから子どもを見て欲しい」と相談。快諾した庄司さんは、純矢くんが5カ月の頃から2人を連れて外出してくれるようになりました。
「おかげで普段行き届かないトイレやお風呂の掃除ができて、気持ちにゆとりができました」と香菜さん。他にも毎朝出勤前に幼稚園へ送ってくれたり、参観日などの学校行事にも積極的に参加してくれたり、ママ友達の間でもイクメンと評されている庄司さんですが、それができるのは会社の理解とサポートがあるからだと言います。「イクメンというより子どもと接するのが楽しいから!」と言う庄司さん。「日ごろの感謝の気持ちを込めて応募した」と言う香菜さん。お互いを理解し、感謝することで、吉岡さんご夫婦は今日も笑顔で子どもたちと接しています。
吉岡庄司さん、香菜さんご夫婦。菜摘ちゃん8歳、純矢くん6歳
とくしまイクメン大賞
工藤隆治さん
大変な時もあるけど、喜びも3倍あります。
平成22年10月、一度に3人の男の子のパパとママになった工藤さん夫妻。その日から生活が一変したことは言うまでもありません。退院後は周囲からのアドバイスもあって、約半年間、景子さんの実家で祖父母にサポートしてもらいながら、大変な時期を乗り越えてきました。「週末は妻の実家で川の字になって寝ました。夜中に泣き出すとおむつを換えたり授乳を手伝ったりしました。大変だったのは時間差で発熱した時。今から考えるとすべてが初体験だった私にとっていいトレーニングになりました」と隆治さん。
徳島大学歯学部口腔外科に勤務しているお二人。今年の4月からは景子さんも完全復帰し、仕事と子育てに奮闘しています。「職場の後輩に三つ子のお父さんがいたので、私たちもどうにかなるだろうと甘い考えでいたのですが、聞くのと現実では大違い。日常生活における主人や両親、親せきなどのサポートと、職場の理解がなければ根をあげていたと思います」。実際に景子さんは当直のシフトから外してもらったり、お迎えの時間を融通してもらったりと、3人の子どもを育てているママにとって、職場の環境は子育ての環境に直結しています。
「今日が終わることで精一杯で、明日のことを考える余裕はありませんね。ただ健康に育ってほしいと願うだけです」と口を揃えるお二人。心も体も目に見えて成長する3人を見るたびに、新しい発見と喜びを3倍味わっている毎日です。
左から1歳8カ月の悠輝ちゃん(三男)、一輝ちゃん(長男)、大輝ちゃん(次男)
四宮正貴さん
えほん読み寝かせるつもりがパパが寝る
イクメン川柳優秀賞
パパと寝るその言葉こそあったかい ぱぱぱパパさん
イクメンをすれば身にしむ母思い 匿名希望さん
肩書きは「イクメン」とします育休中 春風さん
孫三つ子育児手足りず爺育児(イクジー) 久米 敏夫さん
●とくしまイクメン大賞
工藤 隆治さん 吉岡 庄司さん
●とくしまイクメン賞
森 玄太さん 佐々木 和仁さん 佐山 友規さん
〈とくしまイクメン大賞公募のお知らせ〉
平成24年度もとくしまのイクメンを大募集する予定です。公募内容が決まり次第、徳島県のホームページ等でお知らせいたします。