メダリストの笑顔には青空がよく似合う。4年前のパレードの日も東京の空はよく晴れていた。その朝、銀座の路上から、バスの上で大歓声を浴びる選手らを見上げながら、そこにいない顔ぶれを思った。期待されながらメダルを逃した選手たちにも、4年後には幸あれと

 そして、きのう、銀座周辺であったリオデジャネイロ五輪・パラリンピックのメダリストの合同パレード。バドミントン女子ダブルスで念願の金に輝いた藍住町出身の松友美佐紀選手と高橋礼華選手は、観衆の注目を集めたようだ

 前回ロンドン五輪には出場を果たせなかった2人が五輪で頂点に立つまでの4年間の努力は、計り知れない。だが、解き放たれたような笑顔が苦闘の軌跡を物語る。胸のメダルを見なくても、金だと分かるほどのオーラが「タカマツ」にはある

 パレードには、パラ五輪の柔道男子で銅を獲得した藤本聰、正木健人両選手の姿もあった。徳島県の人口を上回る80万人の祝福を浴びるのは、どんな気分だろうか

 それにしても、前回の主役の女子バレーや女子サッカーの選手がいないのはやはり寂しい。たとえ、メダルを獲得し続けるのが至難の業だと知ってはいても

 いよいよ次は東京五輪。「頑張れニッポン」と選手たちの精進を祈る心を、一陣の風が吹き抜けていくような秋の一日だった。