無駄遣い、というのが好きで、昔からよく叱られた。その癖は今になっても改まらない。カードの支払いの段になり「口座の残高が足りません」との案内を受けたこともいくたびか
 
 この無駄遣い、というやつ。多分に主観的なものであって、周囲にはそう映ろうとも、当人にとってはまるで違う。趣味の世界とあれば、なおさらである。後に反省することも多い筆者は、家族や知人の忠告が耳に痛い場合もあるけれど
 
 アニメも、評価が分かれる分野の一つだ。ただ、人を引き寄せる力は万人が認めるところだろう。返礼品に阿波踊りPR用アニメポスターを加えた徳島市のふるさと納税の申し込みが、引きも切らないようである
 
 寄付額1万、5万、10万円の3コースあって、最も人気の高いのが10万円という。2009~16年度のポスター17種類が全てそろうとはいえ、アニメファンも随分きっぷがいい。受け付け開始から1週間とたたず1千万円近くも集まった
 
 寄付金は市の予算に組み込まれ、観光や文化振興にも使われる。転売が目的という人もいるかもしれないが、寄せられたお金の多くは、アニメの街の応援に、期待のこもった浄財と受け止めたい

 お金も生き物だ。後につながる生きた金と単なる無駄遣いとなる死に金がある。このふるさと納税人気、生かすも殺すも、である。