色とりどりの花で彩られた会場で華やかに舞う踊り子=徳島市の藍場浜公園

大勢でにぎわう「とくしまグルメ横丁」=徳島市の藍場浜公園

和太鼓の演奏に合わせ、華道家ら3人が競演した「花生けライブ」=徳島市の新町橋東公園

 徳島の春の祭典「はな・はる・フェスタ2019」(実行委、徳島新聞社など主催)が20日、徳島市の新町川沿い一帯で始まった。家族連れや観光客ら約10万人が繰り出し、阿波踊りや徳島グルメなど多彩な催しを楽しんだ。21日まで。

はな・はる・フェスタの様子

 藍場浜公園のメインステージで開幕式があり、実行委員長の中村太一県商工会議所連合会会長のあいさつに続き、徳島新聞社の米田豊彦社長が開幕を宣言した。

 藍場浜公園やあわぎんホールで行われた阿波踊りでは、県阿波踊り協会と阿波おどり振興協会所属の有名連17連が競演。勇壮な男踊りとしなやかな女踊りで見物客を魅了した。

 徳島の名物料理を集めた「とくしまグルメ横丁」や伝統文化の体験コーナーも人気を集めた。夜の「はな・はる・ナイト」は、県内外の華道家ら3人による「花生けライブ」やストリートダンスで盛り上がった。

海・山の幸求めにぎわう

 グルメ横丁の会場になった藍場浜公園には麺や肉、スイーツの15店が軒を連ねた。鳴門鯛のだしが利いた「鯛塩すだちそば」、なると金時の自然な甘味が楽しめる「金時アイス」など豊富な料理が並び、店をはしごして食べ比べる人の姿も目立った。

 出張で初めて来県した中国出身の呂洪斌さん(32)=東京都青梅市、会社員=は阿波牛のコロッケを口にして「こんなに肉がおいしいコロッケは初めて。東京で食べたことがない」と満足そうだった。

 県内市町村の新鮮な海産物や加工品を集めた物産展も客がひっきりなし。徳島市西船場町1の自営業近清京子さん(63)は「昔よく食べていた食材が豊富にそろい、目移りした。購入した山菜はきんぴらにします」と笑顔だった。来場者は思い思いに春本番を満喫した。

「花生け」観衆魅了

 新町橋東公園で開かれた即興で花を生ける「花生けライブ」で、県内外の華道家らが華麗なパフォーマンスを見せて観衆を魅了した。

 徳島市で生花店を営む藤本浩司さん(49)、華道家の細川康秀さん(44)=高松市=と萩原亮大さん(34)=神奈川県鎌倉市=の3人が出演。和太鼓奏者の大多和正樹さん(46)=東京都=による太鼓演奏をバックに、用意された花や木から花材を選んで作品に取り組んだ。

 合作でサクラ、ツツジ、ハナミズキといった春の花やシダレヤナギの枝を組み合わせ、高さ約4メートルの大作を仕上げると盛んな拍手が送られた。

 徳島市南仲之町2の吉野美知枝さん(80)は「出来栄えは素晴らしいの一言。夜のイベントも見応えがありますね」と話した。

 きょうのイベント
 ▶春らんまん阿波おどり(午前10時半と午後1時半、藍場浜公園)
 ▶阿波おどり春舞台(午前10時半と午後1時半、あわぎんホール)
 ▶阿波おどり特別公演(正午と午後2時、阿波おどり会館)
 ▶とくしまグルメ横丁(午前10時~午後5時、藍場浜公園)
 ▶物産展&グルメストリート(午前10時~午後5時、藍場浜公園)
 ▶エフエム徳島スペシャルライブ(午後1時、藍場浜公園)
 ▶G★スターGYM&DANCE(午前10時半~10時45分、新町橋東公園)
 ▶アクターズスタジオスペシャルライブ(午前11時~正午、新町橋東公園)
 ▶★B-FM791リバーサイドグルーブ(正午~午後5時、新町橋東公園)
 ▶阿波の伝統工芸体験コーナー(午前10時~午後4時、御成婚広場)
 ▶徳島クリエーターズマーケット(午前10時~午後5時、御成婚広場)
 ▶野外ポスター展(午前10時~午後5時、しんまちボードウオーク)
 ▶アーバン・ペット・フェスティバル(午前10時~午後5時、しんまちボードウオークと両国橋西公園)
 ▶ひょうたん島クルージング(午前10時~午後5時、水際公園)