徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(96)が21日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。3月に死去した俳優の萩原健一さんとの親交に触れ、「文章の才能もあった」と小説の書き方を教えていたエピソードを明かした。=写真

 萩原さんが大麻不法所持で有罪判決を受けた後、「裁判中に亡くなった母親を弔いたい」と寂庵を訪れた経緯を紹介。それをきっかけに付き合いが始まり、「歌だけじゃなく文章もうまいから、小説を書かそうと思って教えていた」と一時、師弟関係にあった逸話を披露した。

 68歳の若さで亡くなり「もうちょっと生きて、もうちょっと芝居をし、小説の一つか二つ書いていればよかったかなと思う」と惜しんだ。