遍路道を清掃する会員=阿南市加茂町

三和土を固めて遍路道を補修する会員=勝浦町生名

 四国八十八カ所を歩く人たちが通る遍路道の維持補修が各地で行われ、地元住民が清掃や路面を固める作業などに汗を流した。

落ち葉・枯れ木集め 阿南

 阿南市加茂谷地区の住民団体「加茂谷へんろ道の会」が、同市加茂町の一宿寺から四国霊場21番札所・太龍寺に向かう遍路道「かも道」(約4・8キロ)を清掃した。

 会員ら11人が参加。山道を覆っていた落ち葉や枯れ木を熊手で集めたり、雨水などで遍路道が削れないよう土のうを積んだりした。

 かも道は、目的地までの距離を示す丁石が道沿いに立つなど古道としての風情が残り、一部区間が国史跡に指定されている。横井知昭会長(73)=同市水井町東、農業=は「整備した遍路道を多くの人に歩いてほしい」と話した。

三和土敷き平らに 勝浦

 勝浦町生名の「遍路道ボランティアサークル」が、四国霊場20番札所・鶴林寺近くの国史跡「鶴林寺道」で補修作業を行った。

 会員7人が参加し、「水呑大師」と呼ばれるほこらから境内までの約1・6キロ区間で作業した。セメントなどを混ぜた三和土を遍路道上に敷き、振動機などを使って平らに固めた。野崎泰宏代表(79)は「お遍路さんに気持ちよく歩いてもらいたい」と話した。

 サークルは、2006年から鶴林寺に続く遍路道で清掃やお接待などを続けている。補修は今回で4回目。