以前、「編集委員の独り言」で取り上げた女性の投稿について、反響が寄せられた。その話題を紹介したい。

 女性の投稿は4月15日付朝刊の「読者の手紙」欄に掲載された。大学受験に失敗し、落ち込んでいた時に、祖父から送られた一通の手紙に励まされた内容だった。そして女性はこう結んでいた。「置かれた場所で咲こうとしたい。そう思った」

 その投稿に対して、22日付朝刊の「読者の手紙」欄に反響が載っていた。徳島市に住む44歳の女性からだった。女性も大学受験に失敗したという。徳島県外から徳島の大学に通い始めたものの、方言にも慣れず知り合いもいない。大学を辞めて浪人しようかと考えていたところ、急に友人ができた。世の中が明るく見え、充実した4年間を過ごしたそうだ。
 女性は実家に帰り就職したが、結婚で徳島に再び戻ってきた。そして最後に女性は「どんな状況でも、自分の人生を捉えるかは自分次第です。自分で咲いていると思えば、他人を何を言われようとあなたは咲いていますよ。すてきな大学生活を送ってください。あなたの古里の徳島からあなたを応援しています」とつづっていた。

 人生は、思い通りにいかない。「なぜ自分だけが…」と思うこともあるだろう。しかし自ら腐ってしまえば、新たな展開は生まれない。まだ巡り会えていないかもしれない、いや巡り会えないかもしれない。でも、どこかで、誰かが、あなたを応援している。(卓)