常設展示されたフェルメール「ヴァージナルの前に立つ女」の陶板画=鳴門市の大塚国際美術館

 オランダの画家フェルメール(1632~75年)の「ヴァージナルの前に立つ女」を原寸大で再現した陶板画が、鳴門市の大塚国際美術館で常設展示されている。

 縦51・7センチ、横45・2センチ。画中に描かれたローマ神話の恋の神「キューピッド」により、鍵盤楽器ヴァージナルの前に立っている女性は恋愛中だと解釈されている。

 原画はロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵。日本未公開。美術館は来場者から採ったアンケートでフェルメールの人気が高かったことを受けて選定し、陶板化の許諾を得た。

 美術館に展示しているフェルメールの陶板画は「真珠の耳飾りの少女」などに続いて6点目になる。美術館は「絵筆の毛先1本で描いたと思うほどの繊細な筆遣いや、計算された光の表現に注目してほしい」としている。